不動産投資には、大きく分けて「マンション・アパート経営」、「戸建経営」、「少額不動産投資」の3つがあります。
不動産投資を検討している方はこの3つについて押さえておく必要があるでしょう。今回は、それぞれの特徴やメリット・デメリットを紹介します。
マンション・アパート経営
不動産投資と聞いて、最初に頭に思い浮かべたのは「マンション経営」「アパート経営」ではないでしょうか。
マンションやアパートを一棟丸ごと所有する不動産投資から、一部屋だけ所有して貸し出すタイプまで、スケールは様々。
土地を相続した人などがよくマンション・アパート経営を行います。建てたアパートなどからの家賃収入が主な収益源になるというシステムです。
<メリット>
・安定した収入を得られる
・老後の資金にできる
・相続税などの節税効果がある
・誰でもはじめやすい
<デメリット>
・空室リスクがある
・土地持ちでないとはじめにくい
・土地の利便性などが大切になる
・管理費用などのコストもかかる
大きなメリットがある反面、建物の管理の問題などが発生します。
立地にも影響されやすく、不動産投資ビギナーにはハードルが高いのが特徴と言えるでしょう。
戸建経営
土地の有効活用に一戸建てを建て、賃貸として貸し出すのが戸建経営です。
日本ではアパート経営やマンション経営がメジャーなため、戸建経営は少数派。実際、国内の借家の中で戸建の割合は15%前後のため、とても少ないです。
<メリット>
・土地に影響されにくい
・ニーズはあるのに、戸建タイプの借家は少数のためライバルが少ない
・長期間の入居になる可能性が高い
・家を買い取ってもらえる可能性もある
・建築費用はアパートなどと比較して抑えられる
<デメリット>
・空室の場合は収入がゼロ
・リフォーム費用がかかる
・アパート経営よりも収入が少ないことが多い
・家族など大きな世帯しか入居しない
空室の場合収入がゼロになる可能性がある一方、立地に影響されにくいなどは大きなメリットと言えるでしょう。
少額不動産投資
少額不動産投資は、1つの建物を複数(何十~何百)人で資金を出し合い、経営する不動産投資方法です。
土地を所有していない会社員でも不動産投資が可能なため、昨今トレンドの投資と言えるでしょう。
<メリット>
・月々1万円からスタートすることも可能
・赤字が出ても節税効果が期待できる
・ローンを組まなくて良い
・物件管理の必要がない
・銀行預金よりも利回りが良い
<デメリット>
・少額投資の場合リターンも少額
・選べる物件が限られる
・不動産投資会社に手数料を支払う必要がある
ローンを組まなくても良いためハードルが低く、物件管理の問題もありません。ちょっとした資産活用としてスタートできるのが手軽で人気の理由でしょう。
リターンが少ないなどのデメリットもありますが、メリットの方が大きく、少額からスタート可能なため、ビギナーにもおすすめの方法なのではないでしょうか。
まとめ
不動産投資は大きなリターンを求めれば、その分リスクも大きくなります。初期費用の有無・土地の有無でも選択肢が変わってくるでしょう。不動産投資の仕組みやメリット・デメリットを把握した上で、自分に合った投資手段を見つけてみてください。