不動産投資を考えている方は、「マンションにするか、アパートにするか」と悩んだことがあるのではないでしょうか。
今回は、ワンルームマンション投資とアパート投資の特徴を比較しながら紹介していきます。
ワンルームマンション投資の特徴
ワンルームマンション投資は、アパートなどと比べると小さくスタートできます。空室リスクや賃料下落リスクが比較的少ないため、投資初心者や、老後のための収入源として検討している方に向いている投資方法と言えるでしょう。
しかし、都心で駅から徒歩10分以内の新築マンションとなると、利回りが3%~5%と低い傾向に。また、アパート投資と比較すると、建物管理関連の意思決定が自分だけでは行えないため管理組合の意向に影響される点、出口戦略が「売却」か「保有」に限定されてしまうというデメリットもあります。
一方、2023年時点、中古マンションのニーズは高く、あまりにも条件が相場を下回っていなければ買い手は見つけやすいでしょう。好きな時に物件を手放しやすいというところはメリットの1つなのではないでしょうか。
不動産投資をまずは小さくスタートしてみたい、運用の利回りよりも毎月の家賃収入を重視したいという方に向いていると言えるでしょう。
アパート投資の特徴
アパート投資は、ワンルームマンション投資と比べると投資額が大きくなります。その分利回りを狙える、融資の時の担保評価がつきやすい、出口戦略がたくさんあるのがメリットです。
また、不動産投資を数億円規模で展開し、年間家賃収入を1,000万円~3,000万円くらいまで拡大したいと考えている方は、アパート投資が向いているでしょう。
一方、都心に比べると賃貸ニーズが少ない地域にアパートを建てるパターンが多いため、空室リスクが大きくなります。物件の金額も大きいため、新築アパート経営では初期費用は500万円~800万円くらいと大きくなってしまいます。マンションと比較して売買の流動性が低いのもデメリットの1つでしょう。
ほかにも、2015年に施行された相続税改正により、相続税対策で郊外や地方にアパートを建てることが増えた点、都心以外の人口は大局的に見ると減少傾向にあるため、地域や賃料、ターゲットに関する目が肥えていないと難しくなっている点も懸念材料です。
以上のことからアパート投資は、マンション投資と比較すると投資リスクは大きいと言えるでしょう。投資を始める前の念入りな調査やエリア選定、入居者需要を満たすかなど、きちんと見極めていく必要があります。
まとめ
ワンルームマンション投資とアパート投資の特徴を比較してみました。初心者や大きなリターンは狙っていないという方はワンルームマンション投資がおすすめでしょう。また、高収入の方、将来大きな利回りを狙いたいという方はアパート投資がおすすめなのではないでしょうか。